【札幌】島川製菓の工場直売所レビュー2024年!素朴で懐かしい味

カステラの断面 北海道ローカル

島川製菓を知っていますか?

島川製菓は札幌にあるカステラなどを製造している会社です。

商品の味わいも見た目も、さらに建物の外側も内側も驚きのレトロ感がたまらないんです。

さらに看板商品の「ミルクカステーラ」と酷似している他社のあの商品との関係についても探っています。

ぜひ最後までお読みください。

島川製菓の工場内の直売所情報そしていよいよ中へ

島川製菓の直売所の現時点での情報です。

必要に応じて最新の情報を確認してくださいね。

北海道札幌市白石区東札幌2条2丁目1-5
TEL:011-823-8051

月曜~金曜 10:00~17:00
土曜日 不定期で休業     
※土曜日の営業については、電話にて要確認

日曜・祝日・年末年始・お盆は休み

地下鉄東西線の「東札幌」から徒歩で3~4分という、交通の便のいい所にあります。

駐車スペースは充分にあるので、車で訪れても大丈夫です。

札幌の中心部にほど近い地区でもあるので、基本的には周りには高層マンションが多く、商業施設もいくつかあります。

島川製菓の工場は2棟に分かれています。

1棟が「ロールケーキ工場」で、もう1棟が「ミルクカステーラ工場」。

向かいあう形で建っています。

島川製菓の工場はレトロ感あふれる赤い屋根の建物です。

創業は1957年(昭和32年)だという島川製菓。

その当時からの建物なのかどうかは不明ですが、そうであっても矛盾はないレトロ感です。

周りにそびえている近代的な高層マンションとのギャップがすごいです。

20年ほど前まではこの辺りは工場街だったといいます。

多くの工場が少しずつなくなっていき、工場の跡地がマンションに置き換わるということが続いているそうです。

島川製菓は、そのなかでも工場を営み続けている数少ない例になっているんですね。

島川製菓の周りでは、ほぼ毎日カステラなどが焼けるいい香りが漂っています。

工場直売所は、ロールケーキ工場の建物とつながっています。

「小売入口」とあり、営業時間などが書いた紙が貼られています。

昔ながらのこげ茶色のドアです。

勇気を出してノックをして入ってみると、これまた昔ながらの事務所になっています。

よく見ると事務所の中に小さな商品棚があって、島川製菓の商品そしてカステラやロールケーキなどの切れ端が無造作に袋詰めされたものが並んでいます。

この会社で働く人たちが、コピー機を使ったり電話を掛けていたりと普通に事務仕事をする狭い場所です。

こんなところに自分がいていいのかと誰もが思ってしまいそうな事務所の中でどうやら品定めをしていいようです。

買うものを選んで会計をお願いしようとすると「どうぞここに置いてください」と言われました。

仕事をしている方の事務デスクに積みあがっている書類や文房具の上に、購入する商品をとりあえず置いていいですよということのようでびっくりです。

そう、会計をするカウンターみたいな所もないのです。

部屋の端に置かれているレジに、事務仕事中の方が自分の仕事を中断してお金の出し入れをしてくるというだけなので、その間商品を置いておくところがなく、それでデスクに置いていいよということなんですね。

会計は現金のみとなっていて、包装はプラス10円で対応しているそうです。

今回は贈答に使えそうな箱入りの商品を紙で包装してもらいました。

会社のロゴなどは全くついていない、市販の包装紙(柄は選べません)で包んでくれました。

宇治園札幌直営店のカフェについてまとめた【札幌食べ歩き】宇治園札幌直営店 アイスクリームがおいしすぎる!もぜひご覧ください。

島川製菓の商品!素朴すぎる味わいと見た目

おそらく島川製菓の商品の中でいちばん有名なのは「ミルクカステーラ」でしょう。

ミルクカステーラは甘さはかなり控えめで、食感は高級カステラのイメージによくある「しっとり」とはかけ離れていて、モソモソあるいはボソボソという表現がぴったりだと思います。

「ミルクカステーラを食べていると牛乳を飲みたくなる」というのが多くの人の感想です。

直売所の商品は、ミルクカステーラのほかにも徳用パッケージで

  • 北海道カステラ
  • バターカステラ
  • 黒糖カステラ
  • マドレーヌ
  • クッキー
  • ロールケーキ
  • マーブルケーキ

などがあります。

日によって商品が変わりますが、運が良ければメロンケーキや抹茶ケーキの徳用パッケージもあるかもしれません。

また、ホールケーキの土台のスポンジも売られています。

他にも、そのまま贈答品やお土産として使えるような箱入りのケーキも何種類か販売されています。

スーパーなどのお菓子売り場では、ミルクカステーラ以外の島川製菓の商品は置かれていないことが多いので、この直売所でお好みのものを発見するとよさそうです。

島川製菓のミルクカステーラにそっくりなライバル会社の商品との関係

島川製菓の「ミルクカステーラ」は、北海道民なら一度は見たことがあると思います。

しかし、よく似た商品があります。

もしかしたら同じものだと思って購入して食べている人もたくさんいらっしゃるかもしれません。

そっくりなカステラとは・・・

こちらもまた老舗・高橋製菓の「ビタミンカステーラ」です。

パッケージも中身もそっくりです(パッケージが透明なので中もよく見えます)。

高橋製菓は旭川市にある歴史ある製菓会社なんです。

なんと1917年(大正10年)創業だそうです。


高橋製菓のビタミンカステーラは、学校給食用に使われていたビタミンB1とB2を加えてあるのが最大の特徴です。

食べ物が不足し栄養失調になる子どもが多かった当時、栄養価値が高いものとして考えられたのだとか。

島川製菓と旭川の高橋製菓の、形や大きさもほぼ同じでパッケージもそっくりなこの二つの「カステーラ」には、味の違いはあるようです。

どちらの味に軍配が上がるのかはそれぞれの好みになりますが、共通している点もあります。

それは、多くの人が「牛乳を飲みたくなる」「牛乳をつけて食べる」と語る点です。おそらく共通する食感のためですね。

牛乳が飲めない筆者は試すことができなくて残念なのですが、きっと牛乳とよく合うのでしょう。

どうしてパッケージがそっくりになってしまったのかについては、両社ともはっきりしたことはわからないそうですが、昔の生産や流通の仕組みをもとに考えると、同じ印刷会社にデザインを頼んだりしてこのようになったのではないかという説が有力だそうです。

お互いリスペクトしながら生産活動を続けています。

札幌の島川製菓の工場直売所と「ミルクカステーラ」を中心にご紹介しました。

ぜひ一度島川製菓の工場直売所を訪れて昭和感あふれる雰囲気にふれて、素朴な味を堪能してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
応援よろしくおねがいいたします。

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