長谷川岳参議院議員は、客室乗務員へのカスハラ行為や地元である北海道や札幌市の自治体の職員さらには中央省庁の職員への威圧的な言動が次々に明らかにされています。
騒動が長引く中、長谷川氏はこれからも現在の役職や国会議員を続けることができるのか、それとも辞職に追い込まれるのか今後の動向が注目されます。
長谷川岳が開催拒否されていた委員会で陳謝
長谷川氏が委員長をつとめる参議院地方創生・デジタル特別委員会は、この騒動を問題視した野党の議員たちの反対によって開催がしばらく延期されていましたが、2024年5月24日にようやく開かれました。
長谷川岳氏は、委員会ではじめに陳謝しました。
「自分の行き過ぎた言動や対応を猛省している。今後全力で信頼回復に努め、二度とこうしたことがないよう誠心誠意努めます」と述べて、議員の辞職も役職の辞任も否定し、その後は委員長として会を進行しました。
長谷川岳は自虐で笑いをとるも
長谷川岳氏は、2024年5月24日の委員会では、審議中に熱くなり声を荒らげたデジタル担当大臣の河野太郎さんに注意する一幕があったということです。
審議では、共産党の伊藤岳氏(埼玉選挙区)が、マイナンバーカードの偽造問題を受け、マイナカードを利用した本人確認を一時的に停止する考えはないのか質問した。河野氏は「じゃあ健康保険証のコピーをとって渡すのが本人確認だと言いたいんですか!」といら立ちをあらわにし、徐々にヒートアップ。
マイナカードのICチップ読み込みが最も確実な本人確認だと強調し、「それをやめろと言うなら、どうやって本人確認を厳格にやれというのか、まずそれを言ってくださいよ!!」と語気を強めた。
引用:東京新聞
そして・・・
伊藤氏が「そんなに声を大きくしないでください」と要求。
それを受けて委員長席の長谷川氏が「私から言うのもなんですが、大臣、穏やかによろしくお願いします」となだめると、河野氏も思わずほおを緩めて「代替案をお示しいただかなければ」と言い直した。
伊藤氏は、これまで通り健康保険証や運転免許証での本人確認を提案した。
引用:東京新聞
渦中の長谷川氏から注意されて
思わず笑顔になった瞬間の
河野太郎氏の写真も載っていました
ところで、長谷川岳氏は地元の自治体の職員からは人脈を重宝されていたという事情はご存知ですか?
よろしければ「長谷川岳の人脈が頼りだった?地元の自治体職員が長谷川岳に気を使っていた理由とは」もご覧ください。
長谷川岳の辞職を求める声はまだある!
長谷川氏のこの進行ぶりで、
「批判を自虐ネタで一掃した」と報道したテレビ番組もあったようですが、
彼の辞職を求める声は今でも各方面にあるようです。
野党側の主張はもちろんですが、SNSなどでも彼の役職の辞任や国会議員の辞職を求める声が多く聞かれています。
長谷川氏本人は、いまのところ参議院地方創生・デジタル特別委員会の委員長の辞任や国会議員の辞職を否定しており、もしこのまま議員を続ければ、任期は2028年まであります。
しかし、野党側はそのつもりはないようです。
与党側が次回の質疑を5月29日に続行することを提案したのに対し、野党側は
「新たな事実が出てくるのではないか。今後の動向を見極めたい」などとして難色を示しており、委員会の開催の継続については白紙だと強調しています。
これは、長谷川氏の過去の言動についての新たな情報が出てくれば、とことん追及して役職の辞任や参議院議員の辞職に追い込むつもりだということでしょう。
そして世論にも期待しているのでしょう。
長谷川岳の辞職の可能性と後任選びは
長谷川岳氏が議員辞職に追い込まれた場合、その後に立候補する人はどんな顔ぶれになるのでしょうか。
長谷川岳氏の選挙区は
参議院北海道選挙区です
彼が2022年の7月に3回目の当選を果たした時は、改選議席3のところ12名が立候補しており、彼はトップで当選しています。
![](https://aktd.net/wp-content/uploads/2024/05/8a5a6cc51b5b3091c46490bc1b2692c9.png)
この時に落選した方々を中心に、新たな選挙戦がくり広げられるのでしょうか。
今後の動向に注目していきたいですね。
長谷川岳氏に関する記事はこちらにもあります。ぜひお読みください!
長谷川岳だけではない!高圧的な議員たち
長谷川岳氏だけではなく、ほかにも威圧的な態度の議員は少なくないという話もあります。
中央省庁の官僚や公務員からは
「昔なら、もっとひどい議員がたくさんいた」などどいう証言もあるそうです。
皇族が相手だったというエピソードになりますが、高円宮憲仁親王が「国際交流基金」に勤務していた際に、鈴木宗男氏とこのようなことがあったといいいます。
以下は憲仁親王のウィキペディアですが、
公務の傍ら、皇族としては珍しく、国際交流基金の職員として他の一般職員とともに勤務していた。文書発出が必要になれば自らワードプロセッサを操って作成。鈴木宗男(当時自民党議員)が、国際交流基金へ電話をかけ「国会議員の鈴木だ」と名乗った際、応対した高円宮がひれ伏した態度を取らないことに激昂し、相手が高円宮とも知らずに「俺を知らないのか! 貴様、名前を名乗れ!」と喚き散らした。高円宮は冷静沈着に「高円宮憲仁親王と申します」と返答した。後日、電話の相手が本当に高円宮であったことを知った鈴木は謝罪したい旨を第三者を介して申し入れたが、高円宮は一切受け入れずに断っている。
引用:ウィキペディア
相手が一国民であると思い込んでいると、このような態度をとる人物がいるという典型的な例でしょう。
官僚や公務員の言葉を借りれば、
「長谷川岳氏の言動は今の時代にはそぐわない」
「国会議員が威圧的にふるまわなくても、必要な政策にはきちんと対応する」
ということでしょう。
これを機に、国会議員の皆さん一人一人が自分の言動をふりかえって見直してほしいですね。
長谷川岳氏に関する記事はこちらにもあります。ぜひお読みください!