2024年6月。
東京都知事選が告示されました。
投開票は7月7日です。
候補者はなんと50人以上にもなっているということですが、候補者の中には「諸派」というくくりになっている人がとても多いようです。
「諸派」とは何なのでしょうか。
無所属との違いについても調べました。
よろしければ最後までご覧ください。
2024年東京都知事選!諸派ってどんな人たち?無所属との違いは
さっそくですが諸派とは何なのでしょうか。
メディアなどで扱うときには、主要政党の他にもたくさんある小さな政治団体を「諸派」としています。
「政党の要件を満たさないが、政治団体をつくっているグループ」を諸派と呼んでいるということですね。
この中には、いずれは政党になることをめざしている団体ももちろんあるでしょう。
ちなみに政党とは、共通の政治的主義・主張を持つ者によって組織され、一定の政治的利益や政策の実現のために活動し、政権獲得を目指す集団のことであり
- 所属する国会議員が5人以上
- 所属する国会議員が1人以上、かつ近い国政選挙における全国での得票率が2%以上ある
このどちらかを満たす必要があります。
政党とは言えないが何らかの政治団体に属している場合は「諸派」、まったく政治団体に属していない場合は「無所属」となります。
しかし、「無所属」という候補者は本当に「個人」であるかというと、そうでない場合も多いです。
例えばつい先日まで自民党所属だったが、立候補するにあたって離党するという候補者は多いです。
自民党の支持者だけでなく、より多くの有権者から支持してもらうためです。
2024年東京都知事選!公認とか推薦とか支持とか支援とは
続いて、「○○党公認」とか「○○党推薦」さらには支持、支援、という言葉もあります。
いちばん、政党または政治団体と候補者の関係の深いものが「公認」です。
「公認の候補」になるには、候補者が政党・政治団体に自身を公認することを求め、その政党・政治団体が発行する「所属党派証明書」を立候補の際に添えて選挙管理委員会に申し出ることが必要です。
「公認」の次に政党または政治団体と候補者の関係の深いものが「推薦」です。
「推薦」とは、公認まではできないが、理念や政策が近いとう理由により政党もしくは政治団体が候補者を支援することを示す手段です。
党本部の公認には至らなかったが、都道府県連では応援するという場合にも「推薦」が使われることがあります。
次に「支持」ですが、こちらは推薦よりもさらに政党や政治団体との関係は弱いものとなります。
「支持」よりさらに弱いのが「支援」とされているようですが、この辺りはメディアによって表現が異なったりもするようですので、曖昧さもあります。
2024年東京都知事選は公認も推薦もなし?
2024年の東京都知事選挙は、これまで2期務めてきた小池百合子知事の都政運営への評価が最大の争点となる見通しで、立候補者数は過去最多となり50人を超える可能性があります。
さて、上記の大まかな選挙用語についての解説ををお読みくださった皆様は、今回の東京都知事選に対する各党の対応をだいたい理解できるのではないでしょうか。
- 自民党、公明党、国民民主党都連、地域政党の都民ファーストの会は小池氏を自主的に支援します。
- 立憲民主党、共産党、社民党は蓮舫氏を支援します。
- 日本維新の会は候補者を擁立せず、対応は党員の判断に委ねています。
- れいわ新選組はいずれの候補者も支援しないとしています。
- 教育無償化を実現する会と参政党は自主投票としています。
気になるのは、「自主的に支援」という自民党の対応ですが、これは政党支援を求めない小池氏の意向があるので推薦などは出さない、でも自民党の側からは応援するということになります。
また、蓮舫氏はつい先日までは立憲民主党に所属する参議院議員でしたが、今回の東京都知事選挙への立候補にあたり立憲民主党を離党して無所属となりました。
無党派層が多いといわれる東京都では、多くの人の票を得るために「無所属」であることはより大事なのかもしれません。
どのような戦いになるのか楽しみです。
長谷川岳参議院議員についての記事「長谷川岳に辞職しろの声!ついに鈴木宗男から言われちゃった理由は」もよろしければお読みください。
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